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[コメント] レインマン(1988/米)

2度目。ダスティン・ホフマン、かいらし!2001.9.18
ハイズ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「オッオウ」っていうのんが特に、他の行動もかいらしいのんがいっぱいあった。“Definitely”っていう単語の連発もなんかいい。響きが好き。

健常者と障害者の違いなんて紙一重だなと改めて思った。

障害者っていうのは何かがずば抜けているだけで、そのせいで普通の生活が送れないというだけなんだと思う。

レイモンド(ダスティン・ホフマン)は(記憶力が良く、特に数字に強い)障害者だけど、“健常者”というカテゴリに入ってはいるけど、ほんとにあんな人っていると思う。『千と千尋の神隠し』のカオナシみたいな人。

覚えたことをそのまま口に出して言う、自分の意見が無い、言われたことしかやらない、決まったものしか食べない、決められた日常をこなすだけ。

でもそんなレイモンドも、最後には冗談が理解できるようになり、冗談を言えるようにもなり、チャーリー(トム・クルーズ)と心が通じ合い、親友と思えるようにまでなる。まあ、本当にそう思っているのかは定かではないが、私はそう信じたい。

この場合はただ遺産が目当てで兄を連れてって、一緒に過ごすうちに愛するようになったという感じなんだけど、私もそういう何でもいいから、自分ではなんとも思っていない才能を利用するためでもいいから、私をどこかに連れ去ってくれる(場所もそうだけど、心だけでも、時間だけでも)ような人がいたら、私にもみんなが笑うところで笑い、泣くべきところで泣き、人を愛することができ、冗談が理解でき、言えるようになるのかもしれない、と思えた。

いや、でも今は人に頼るべき時ではないような気がする。いつかは、きっといつかは出会えたらいいな、と思う。

ただ、カジノでチャーリーを使って儲けた金をそのまま懐に入れたのはいただけなかったなあ。不正(じゃないけど)がばれて、再びお金に困るチャーリーの方が話しになったと思う。それでも、一緒に暮らしたいとチャーリーが言う、と。

(評価:★4)

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