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[コメント] コレヒドール戦記(1945/米)

ジョン・ウェインがボートに乗っている! 川にも飛び込んでいる! 似合わねー!と思ったら、観ているうちにこれが馴染んでくるんだな〜。 ジョン・ウェイン&ジョン・フォードファンには貴重な一本ですね。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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凄まじい砲弾を掻い潜りながら、機雷艇を直線的に進め日本の軍艦を撃沈しに行く戦闘シーンには圧倒された。川を荒野に、機雷艇を馬車に、周りで炸裂する砲弾をインディアンに置き変えれば、駅馬車の名シーンそのもの。まさに活劇! 他の監督作品では決して見ることが出来ないジョンフォードならではの演出だ。

隊員の描写にも味があり、仕官一同で、直る見込みの無い同僚を見舞いに行くシーンなどは、医務室とそこに続くトンネルの光と影により、奥行きと隊員の感情を巧みに演出しており、その技はいつもながら舌を巻く。またドナ・リードを交えての食事のエピソードも心温まる。ドナ・リードは最初イングリッド・バーグマンかと思ったが、鼻筋の通った凛々しさがあってバーグマンよりも逞しく戦場向きな感じがして良かった。

あと、ジョン・フォード監督が日本人をどのように描くかも興味があったのだが、日本軍の描写は軍艦と戦闘機に集約されており、日本人と思われる人物は冒頭(開戦前)のバーで仕官を前に歌う女性だけだった。同監督の前作「真珠湾攻撃」でも言えることだが、いい加減に具象化された日本軍人を登場させないところにフォード監督の真面目な姿勢を感じられる。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)モノリス砥石 ゑぎ[*]

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