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[コメント] ケープ・フィアー(1991/米)

逆恨みでもない、ってところが緊張の持続のもととなっている。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







車から話しかける”やつ”がいる。

犬を殺す”やつ”がいる。

映画館にも”やつ”がいる。

愛人を傷つける”やつ”がいる。

塀の上にも”やつ”がいる。

娘に接する”やつ”がいる・・・。

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 マックスのストーキング行為には、懐(ふところ)まで迫ったと思ったら遠巻きを、残虐かと思えばソフトに・・・、と、物理的距離と心理的圧迫感に大きな振幅があった。この振幅は、当の家族と観客をじっくり・着実に恐怖へと導いていったと思う。

 この計算しつされたストーカーぶりをロバート・デ・ニーロは、嫌らしいほどに表現していた。

 ラストが、現実離れした設定なのが少し残念。

(評価:★4)

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