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[コメント] ニライカナイからの手紙(2005/日)

愛情に満ちている。特にラストは愛情が画面から溢れでてくる。良いラストだ。だが、私なら・・・
sawa:38

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私ならラストのクライマックスは一点に絞る。

東京渋谷の郵便局で真相を知る「転」から竹富島に舞台を移す「結」。本作の「結」=クライマックスはどこに設定したのだろうか?

部屋に飾られた「母の写真」=「遺影」

近所の人々の「癒し」の行列

最後の「手紙」=「母の遺言」

その後の孫と祖父

ラスト、怒涛のように感動のシーンが用意されている。各々の出来は素晴らしい。だけども「長い」。このとてつもなく長いクライマックスは要所要所に小休憩を挟み鑑賞する私の涙腺を乾かしてしまった。

良いラストだったと思う。だが、インパクトある感動を積み重ねていき一気に昇華させて欲しいのだ。私の「感動曲線」は大きく上下に迷走してしまった。私的に、もの凄く残念な気がしてならない「構成」であった。

(評価:★4)

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