前作は確か「字幕」を必死に「読み」に言った記憶がある。ストーリーは複雑で、画の素晴らしさに心奪われていようものなら途端にストーリーの背景が分からなくなってしまったものだった。

本作もまた、錯綜するエピソードに混乱っていうか、正直言うと20分前のストーリーを忘れちまっていた。良く言えば、次々に起こる画的に素晴らしい映像を「その場限り」で楽しんでいた・・なんて言えなくもない・・

娯楽映画、特にアクション映画と評されるジャンルの作品の醍醐味は当然ながらアクションに決まってる。それで言ったら本作は（本シリーズ）は記録に残る席を占めるだろう。これは否定しません。

でもね、個人的に思うんです。

たかがアクション映画、こんなに複雑怪奇なストーリー構成をぶちあげちゃって本当に良かったんだろうかってね。知らない内に何だか話の辻褄は合っちゃったみたいなんだけど、たかがアクション映画です。せめて「あらすじ」が300字以内で書けるようにして欲しいと思います。（これはCinemaScapeの掟でもある）

とにかく頭を使ったシリーズでした。本当に疲れました。・・・って、コレがアクション映画を見た感想なのが自分でも信じられません。