[コメント] スパイダーマン3(2007/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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特に感心したのは、落ち込んだ時の対処法というのが男女間では若干異なっていて、それを理解できないことによりピーターとMJがすれ違っていくところ。
まず、女が落ち込んでいる場合。 「マスコミに酷評された」とショックを受けるMJ。
それに対するピーター。
"拍手があまり聞こえなかったのは会場のせいだよ"・・明らかなフォローっぷりに、何だかこちらまで申し訳なくなってくる。
"僕だってそんなのはしょっちゅうさ。何日か経てば周りの人だって忘れるよ"・・酷評そのものを「仕方のないもの」としている。ましてや、自慢めいた自己の話題にすり替えるなんてもってのほか。
じゃあ、どうすりゃいいのさ!とキレられそうだが、女性が落ち込んでいる時はたいがい、話をじっくり聞いて、同調して、側に居てあげるのが無難といえば無難なコースだ。すぐに失敗の原因探しをしたり、次回のためのアドバイスをしたりするのは、タイミングによっては逆効果になることもある。
そして、男が悩んでいる場合。
見殺しにした「叔父を殺した犯人」が、実は本当の犯人ではなくて、実行犯は別人だった。自分はやりすぎたのか。そして新たな「犯人」を追いかけて、制裁を加えるべきか。
話を聞いたMJが心配してピーターの部屋へやって来る。
「心配だから、側に居るわ…」という提案を振り切って、大丈夫だから帰ってくれ、と答えるピーター。
女性は、自分が落ち込んでいる時は誰かに側に居てほしいため、良かれと思って男性の側に居ようとする。一方、男性はと言えば、何か一つのことに思い悩んだらそれで頭の中がいっぱいになってしまって、周りにまで気を使っていられなくなる。こういう場合女は、男が助けや支えを求めた時に、すぐ応じられるような距離に待機するのがベストかもしれない。
・・・とは言え、男女で一分するのもどうかというところだし、性格による違いもあるので一概には言えませんね。
そしてダークサイドに取り付かれたピーターのダンスは、笑うところなのかどうなのか、大いに戸惑いました。
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