[コメント] 隣人は静かに笑う(1998/米)
テロの目的を履き違えているんじゃありません?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
どうにも、テロの目的が、FBI本部の爆破というより、隣人をはめる事が目的だった計画にみえてしょうがない。
映画に対して目くじら立てるのも無粋かもしれないが、ことテロに関しては正当化しちゃならない、断じてならない。この映画は予定調和で終わらせず、テロ犯を断罪もせず終わらせているというのは、テロを正当化しているに等しい。
隣人をはめるというこのプランは、偶然の積み重ねで成功したようなもので、実際にはこんな綱渡りな計画は無理。冒頭、子供に本当の怪我をさせて、隣人に助けさせる。・・・マイケル・ファラディーが通りかからなかったら最初のきっかけすら無い。運送屋に行くのが何故怪しい? ラスト近く、クルマが途中で大破したらそれで一完の終わりだろ。結局は、このラストを見せんが為の無理矢理引っ張ったに過ぎない。
テロだ!この映画こそがテロリズムだ!
テロは許せない。映画のテロも許せない。
ファラディー教授の息子さんが今後、父親の汚名を着せられて人生の荒波に揉まれていくのが、余りにも不憫です。ううっ。
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