[コメント] サウンド・オブ・ミュージック(1965/米)
トラップファミリーが幸せになれば、取り巻く周囲が不幸せになっていく。それに納得させられる不思議ムービー。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まずは、大佐とマリアの結婚を祝う鐘が、ナチスに併合されたオーストリアへの弔いの鐘に変わっていくという象徴的な描写がある。
ラストで、追跡のクルマの部品を外したシスターらは後で追求されるだろうし、
元郵便配達君は拳銃を盗まれたのを叱責されるだろう。
特に気の毒なのは自称「富と孤独」の男爵夫人。新婚旅行の話をしていたのに、数秒後には奈落の底へ突き落とされる。男爵夫人さんの現実を受け入れるその姿、けなげすぎます。
でも、これでいいのだ。味気ない大佐の笛の音が、「My favorite things」や「ドレミの歌」「もうすぐ17才」「エーデルワイス」「すべての山に登れ」といった、心も躍るし、涙も誘う素晴らしい楽曲に変わっていく。この名作と名曲に、どうケチを付ければいいというのですか?
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