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[コメント] ドリヴン(2001/カナダ=米)

カーレースの醍醐味は、大事故と贔屓のレーサーが存在すること。
アルシュ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







というわけなので、序盤はレースをやっていても惹かれるモノがなかった。しかし、同僚の事故を命がけで救ったおかげでジミーとボーにキャラクター性が生まれてくる。惜しむらくは、これが終盤だったこと。どっちもガンバレーって応援しようと思ったのに、最終戦では最後尾から優勝するという展開に辟易。瞬く間に順位が繰り上がっていっても、単独でトップを走る方が早いでしょうが! 故に救助のエピソードを中盤に持って来た方がレースへの面白味が感じられたはず。

カーレースときたら、やっぱり期待するのは事故でしょう。25年前の富士スピードウェイで、ロニー・ピーターソンの車体に乗り上がって空中を飛ぶジル・ビルニューブを目の前で目撃したけど、あれは凄かった(但し、観客2名死亡)。

今回メモの車体が吹っ飛ぶシーンは実写と見まごうクオリティで、見たことも無い事故を作り出してくれた。タイヤが観客席に飛び込むシーンなどもリアルな体験に感じられる。

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◆お茶の間レーサーとして、ゲームとはまた違った疑似体験も有り難かった。特に雨中のドライビングの辛さ。F1ドライバーが雨天レースを嫌う理由を実感できる。その反面、高速で走ると視界が狭まるという表現方法にもう一工夫が欲しい。

◆カートには詳しくないが、同一チームでマシンのカラーリングが違ってもいいのか?・・・と問いたくなるが、市街地走行シーンで判別しやすいようにしたのかも知れない。F1やカートを市街地で走らせたら・・・という粋なサービスを実現してくれたから、この点は許してあげよう。

◆ブランデンバーグ、モレノ、アンドレッティ、フッティパルディなど往年のレーサーの名前をそれとなく使用している点は嬉しい。

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P.S. レース好きのコメンテータの皆さん!『ウイニングラン』や『ポールポジション』など、実録レース映画をリクエストしてあるのでヨロシク!

(評価:★3)

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