[コメント] 南の島に雪が降る(1961/日)
わたくし娯楽の氾濫に琴線がマヒしてますが・・・。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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異国の地で生と死の境で、もちろん娯楽の「ご」の字も無い状況。兵士達は、着物に頬ずりし、田舎の風景と紙くずの雪に涙する。
さて、娯楽に満ちた昨今。30年前ではレンタルビデオすらなく、映画館に足を運ぶか、テレビ放映を待つしかなかったのが、家に居ながらにしてもネットから好きな映画をダウンロード出来る時代。
20年前のテレビゲームは20文字くらいの呪文を入力してセーブをしていた位だが、今では実写と見まがう程のリアルさ。
琴線ハードルが高くなってしまったと自覚しながらも、この映画のラストで涙したのは「まだまだ自分も捨てたもんではないな」・・・と。
『南の島に雪が降る (1995/日)』は先に見たけれど、肥えている役者が多くて説得力に欠ける。
惜しむらくは、「瞼の母」でなく、「関の弥太ッペ」で東北の部隊が観劇に来て全員が雪国の景色に涙をしているというエピソードで幕をしめて欲しかったのです。
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