[コメント] テキサスの五人の仲間(1966/米)
あまりにも秀逸すぎる邦題。それが致命傷?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「テキサスの五人の仲間」ってなんだろう。五人のガンマンの映画?どうもそうじゃない。ああ、いろんなところからクセのある五人の男が集まってきた。この五人の切った貼ったの鉄火場映画?うーん、なんかそうでもない。っていうか、この五人主役じゃないじゃん…。というような疑問は、ラストになってようやく解決するのだった。
このタイトルをつけたスタッフは、原題にもなかった「もうひとつの偉大なトリック」を邦題に隠した、と。
でも、実際には策士策に溺れるというか、この邦題には、興味のない人を惹きつける力が決定的に不足している! 「タイトルに秘密が」と言っただけでネタバレになってしまうのではまさに機能ゼロと言って良い。 「男」でも「ギャンブラー」でもない「仲間」というウスラボンヤリな単語でないとこの“秘密”が上手く働かないのだからなお始末が悪い。
これまで10年以上にわたって、何人もの人に勧めてきたが、重い腰を上げさせるのはとても大変。見た人間はみな賞賛の嵐なのに!
この作品が『情婦』などと同様にシネスケファンの間に浸透していくことを祈ります。それだけの価値のある映画だと思う。
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