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[コメント] 陽だまりのグラウンド(2001/独=米)

キアヌは第二のケビン・コスナー化しつつある、のか?→
むらってぃ大使

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







重い。故あって英語のみ、字幕なしで観たため、英語がかなり難解で理解し難い場面もいくつかあったが、いわゆる「プロジェクト」と呼ばれる貧民街のシャレにならない位救いのない暮らしが描かれている点については、ヒット志向の作品にしては珍しい。

ただ、ここで描かれているキアヌのどうしようもないダメ人間っぷりと生活力の無さ、黒人の少年達の夢を見ることすら困難な生活と、「ベースボール」が結びつく必然性はなんなのか?なんともハンパなメッセージ性が、冒頭の感想に辿り着かせる。

場面場面ごとの連関が希薄な点で、制作者が何を言いたいのか、どっちを向けばいいのかが分からなくなる。野球を通じてチームや仲間の大切さを説くのか?ギャンブルや犯罪はいけないことなんだ、ということが言いたいのか?こういう貧しい人たちにもチャンスを与える人たち(キアヌとダイアン・レイン←二人とも白人というありがちな問題)がいるんですよ、ということ?NOTORIOUS B.I.G.をキアヌがラップする場面は、日本人である僕が言うのもなんだがお門違いもいいとこでずっこける。夜もヒッパレに出てきそうな光景。

が、同じ機内で観た『プリティ・プリンセス』よりは遥かにマシ。日本は良くも悪くも、アメリカの100倍平和で平等な国です。

(2002.3.24)

(評価:★2)

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