[コメント] 西鶴一代女(1952/日)
正直、物語・演出・テンポは眠たい内容、つまるところ凡庸だった。が、美術監督・水谷の造形美は見事なものだ。画面を引いたカメラ構図・野次馬根性がどっと現れる人海戦術は相変わらず。予算をたっぷり用意してくれ優秀なスタッフもいる。運に恵まれた監督だと思う。
今まで見た溝口作品のなかでは水準以下だったかも。
題材もどっかで見たようなものだし(同ジャンルに近い『女の一生』のほうが面白かった)
水谷監督の力量が凄いだけ。
これはまぁ個人的な意見だが。。。。
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余談だがDVDだと字幕がないのがつらい。
黒沢作品一連のDVDのように字幕用意するべきだ。
ここの販売会社はまったくもって気が利かないね。
べつに溝口作品に限ったことではないのだが、往年の映画は全て字幕用意するべきだろ!
マイナスにつながることなんて全くないんだから。
(on/off切り替えればいいだけでしょ、まして日本語なんだから字幕余裕っしょ)
最新ゲーム機で例えるとローカライズが手抜きだとそれだけでamazon評価が下がる・・・みたいな感じ?
--------本編の感想や溝口監督とまったく関係ない話で恐縮でした------
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