[コメント] UNloved(2001/日)
ゴツゴツとした耳障りな脚本と棒読みのセリフ回しはわざとなのか。
物語は最初から最後まで淡々と、主人公である光子の生き方をあらわすように進んでゆく。彼女をめぐる二人の男性の設定は、対比のありすぎるあまりにもステレオタイプなつくり。と、ここまで書いてきて思ったけれど、やっぱり脚本もセリフ回しも設定も、すべてがわざとなのかもしれない。というのも、でこぼこさや不自然さが3人の思想を思い出すいい手がかりになっているようにも思えてきたから。
身の丈を愛しペースをくずさない光子はとても強い。自分を知りそれを認めることはこれほどの強さをもたらすのか。私が感情移入した下川には、いま自分が思っているようなことをそのまましゃべられているような気がして正直まいった。とってつけたようなラストは不服。
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