[コメント] バッド・エデュケーション(2004/スペイン)
スキャンダルに謎が絡み複雑さを出していて、退屈することがない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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業としか言いようのない神父の振る舞いに、眉をしかめ、吐き気を覚え、嫌悪感と同時に抱いたのは、「なんて哀れなんだろう」という感情。イグナシオに対する同情よりも、神父に対する哀れの感情がずっと強く私の中に残った。
彼に対しては「かわいそう」などと言ってはいけない。でも、イグナシオに対しては“加害者”だった彼が、一転彼の弟に対しては“被害者”めいてゆく展開に、恋の残酷さなどを感じて「かわいそう」に思えたのも正直な感想。
悪党も、より強い悪党の登場にはかすむ、というか。
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