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[コメント] 君のいた永遠〈とき〉(1999/香港)

「君のいた永遠(とき)」という邦題は好きじゃなかったけど、みおわってみたら悪くないと思えてきた。
なつめ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ピュアで美しいラスト。伏線も効いてます。

お互いのどこが好きかわからないけど(スクリーンの中の彼らも、いかにも恋人同士の会話らしく、そのことについて、はぐらかしている)、間違いなくこれは恋愛状態。胸がきゅーんとなる描写の数々を、丁寧に丁寧に展開している。お互い本当に好きなんだなあといやでもわかる。ああ、ノスタルジック。それが前半。

後半は、月日を経ての再会ならではの気持ちの盛り上がりと、残酷なすれ違いを受け止めなくちゃならない。私だけじゃないっか……という妙な感慨があったり、ある意味、身につまされる部分が多かったりで、かえって冷静にみられたような気がする。そうでなきゃ、もっとでーでー泣いていたかも。"渡したもの"の意味を考えると、せつないとしか言いようがない(が、パンフを読むと何故か救われた気分)。

つけたし。カレン・モクは、うまい。が、ちょっと中途半端な役割な気がしてもったいない

(評価:★3)

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