[コメント] 奇跡(1955/デンマーク)
宗教を持たない私の考え。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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テーブルランプを中心に左右対称に配された医者と牧師が対話をする場面がきれい。科学と宗教、思想的には180度に位置する彼らが終盤の“奇跡”の場面では、牧師よりも医者のほうが“奇跡”を素直に受け入れるかのようだった。対話の場面は対立ではなく、表裏一体のあらわれ?
祈りが届かないのは信仰が足りないからだ……“奇跡”を目の当たりにしてしまえば、この言葉の重みがひときわ大きく感じられて、宗教を持たない私はそれがとても怖い。それとも宗教を持っていたら余計怖いのだろうか。いつでも信仰を試されているような気になってしまうから。でも、宗教とは信じるのが前提で、プラス、信仰の強さが求められるものなのか……。
すべては宗教を持たない私の空回りな考えで、宗教絡みの物語をみると「ちゃんと理解できていないんだろうなあ」と思うことしきり。
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