全生物に平等に与えられた死であるから、受け止め方も千差万別だと思うが、残されたものはたまらないと私は思う。

いずれはみんな死に逝くのに、死を目前に控えている者のお願いを断ることはなかなか出来ない。

夫は一生悩むだろう。子供は一生誕生日を祝えないだろう。医者はいずれつぶれてしまうだろう。

人生は終わりよければすべて良しじゃないから…、「My Life without Me」、私がいなくても世界は回るのだから。

それでも私は

「お前のおかげで、いい人生だったと、俺が言うから、必ず言うから」

さだまさし「関白宣言」

のように死にたい。