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[コメント] スパイダーウィックの謎(2008/米)

アンドリュー・マッカーシィイー!まだ、活躍していたのね……。この映画一番の収穫でした。
ミュージカラー★梨音令嬢

こんな事、オトナの私が言うのは大人気ないし、懐古主義的な発言だけど……。

今の子供達って、この映画を観て、ワクワクしたりドキドキしたりするんだろうか?私が昔、色んなファンタジーやアドベンチャー映画でドキドキしたみたいに。

この映画って、話も割りと面白いし、そこそこよく出来てる映画だと思うんですよね。お姉ちゃんのキャラとか、主人公がナナメな理由も如何にもで判り易いし。自分のすぐ近くに妖精がいるんだよ、見えてないだけで〜っていうのも、嫌いじゃない。

でも、そういう出来不出来とかいうところでなく、『ナルニア国物語』でも思ったけど、そのファンタジーな世界に触れた時の“感動”が、この映画にはないと思う。自分が子供の頃ワクワクしたのは、やっぱりそういうファンタジーな部分に触れる前の“予感”であり、実際に出会った時の感動や興奮だった気がする。

CGが多くなった今のファンタジー映画は、以前のファンタジー以上に“嘘”をつく事も多くなったし、製作者もその分上手く嘘をつかなきゃならんと思うけど、最近のファンタジーは皆嘘をつくのが下手な気がする。妖精たちは見るからにCGなんだから、それ以外の嘘はもっと上手についてくれないとね。

昔は、そんな嘘は当然上手い事ついてくれるんだと思ってた。だから、他の人が「つまらない」っていうファンタジーでも、軒並み全部その世界に入り込めた。

でも、この映画は本当に“ただの映画”でしかない。

私が嘘を見抜くのが上手くなりすぎてしまったのか、作り手側に、本当に嘘のつける人が減ってしまったのか、それは判らないけど、ナルニアの時同様に、この映画と自分の間には物凄く深い溝が横たわっているのを感じてしまった。内容がハードとはいえ『パンズ・ラビリンス』はしっかり入り込んじゃったんだけどな〜自分(笑)。

そんな私だけど、少しばかり昔に戻れた部分があった。それが、アンドリュー・マッカーシー。80年代青春映画に欠かせない“ブラッド・パック”のメンバーだった彼。年はとったけど、十分判りました。今でも割とキレイな顔だなと(って、正直世代じゃないんだけど、自分)。

懐古主義発言連発、失礼しました。映画自体はなかなか面白かったです。フレディくんは、すっかりオスメントくんの位置に行きましたね。クスリとか酒とか、自動車事故とか……気をつけてくれる事を願う。

(評価:★3)

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