『プリティ・プリンセス』といいこれといい、どれだけ騙せば気が済むんだ!!まぁ、騙された自分にも責任はあるが……こっちは主演が同じだけにもっとタチが悪い

邦題の件は、それぐらいにして、肝心の内容だが…。話自体は、まぁよくあるラブストーリーの中のひとつという感じ。でも、驚く程ジュリアのキャラに感情移入できない!はっきり言って、バッシングされても仕方がないんじゃないかと思ってしまう。ヒロインに感情移入できない点は、同時期に公開された『ノッテングヒルの恋人』とそうそう変わらない気がする。

いくらなんだって、何回も何回も逃げて、それを中傷されている事に対して、単に逆ギレしてるだけなんて、それはやっぱり普通に人間として感心できないし、見てるこちらにはイライラが募っていくばかり。もっと申し訳ないと思ってよ!これじゃあ本当に逃げられた人等が可哀相だよ。幸い、彼女の周りは良い人が多かったようだけど、そこにまたイライラしてしまう。また、飯島直子の吹き替えはちょっと最悪。本当にジュリアが嫌な女に見えてしまう。

ここまで感情的になってしまうのも、彼女が私が嫌いなタイプの女だからって事もあるんだけど……。脇役も結構良かったし、つまらなくはないのだが…ジュリアは、皆にもてはやされてモテる役よりも、ちょっと不良っぽいというか、スレた感じの女の方がかわいさが引き立つんじゃないかと個人的には感じるので、これはちょっとアウトかな……

リチャード・ギアはいつも通りで良かったんではないでしょうか