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[コメント] タッカー(1988/米)

この話を既に知っていたことが致命的。結局だらだらと見続けるだけの映画だった。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 フランシス・F・コッポラとその弟子であり友でもあるジョージ・ルーカスが、組織に立ち向かう実在の人物を描きだしている。ジェフ・ブリッジスもポジティヴな性格のタッカーをよく演じていると言えるだろう。

 実在のタッカーも陽気で大風呂敷を広げる傾向はあったらしいが、間違いなく天才肌の人間で、第1次世界大戦中技術の腕を磨き、素晴らしい車を作りだしたそうである。ただ、個人資本の哀しさで、大手の車製造会社には太刀打ちできず、それどころか目の敵にされて消えていった。そんな栄光なき天才をコッポラとルーカスが描くと言う。かなり楽しみだった。

 見た後での感想を言うと、かなり地味目な作品。果たしてジェフ=ブリッジスが主人公で良かったのか、悪役向きの(失礼)クリスチャン・スレーターが善人だと言うのも今ひとつ納得できない。コッポラも何でこんな脚本に惚れ込んだのか分からない。

(評価:★2)

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