[コメント] 中国女(1967/仏)
彼らの議論を見ていると、坂口弘の「あさま山荘1972」を思い出してしまいます。あれも議論によって過激化したんだよな〜
最初観た時は実際の学生に対するインタヴュー形式のドラマかと思っていたのだが、一応ちゃんとした物語にはなっている。日本でもそうだったらしいが、フランスでも学生はこういう生活を送っていたんだろうな。学生の考える過激な正義を主張しつつ、結局何も出来ないまま挫折を繰り返し、みんな大人になっていくのだろう(あるいはベロニカは大人になりきれないかもしれないけど)。
映画のエンディングや劇中で用いられる毛沢東賛美の歌は今では笑うばかり。「マオ〜、マオ〜」
そう言う時代を描いた映画としては貴重な映画だと思うが、ゴダールってこういう主張を持っていたのだろうか?
映像に関しては、色彩感覚の絶妙な配置が素晴らしい作品。
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