コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 座頭市二段斬り(1965/日)

さすがに10本目ともなるとパワーの減少はいかんともしがたいです。物語自体がすっかりテレビドラマっぽくなってしまったし、市に迫力が抜けてる。それをカバーするために笑いを所々持っては来てるんだが、それも今ひとつ空振り。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 それに今回は芸達者な三木のり平をサブキャラ以上にもり立てたお陰で、主人公が勝新太郎じゃないだろ?と言いたくなってくる。精神的に追いつめられるのも、決断を下すのも三木のり平扮する井戸尻軍十郎とその娘の方で、市はただ殺陣のためだけに出てくるっぽい。殺陣の演出は冴えてるとはいえ、やっぱり座頭市に魅力を無くしてはダメだよ。

 更にラストのあれは…『シェーン』(1953)?叫べば叫ぶほどこちらは気持ちが醒めまくる。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。