[コメント] レッド・ブロンクス(1995/香港)
演じるジャッキーにとっては、これでアメリカでのスターの道を手に入れた。観ている私にとっては、これで彼の一番良い部分を見失った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これはジャッキーのハリウッド復帰作となっている(最初は『バトル・クリーク・ブロー』だったが、これは見事にこけた)。先日ジャッキー・チェンの『マイ・ストーリー』をテレビで観たが、その時にジャッキー・チェン本人が、「一度失敗してるから、今度は絶対に外せないと言う覚悟を持って臨んだ」と語っていた。
それだけ事前調査をしっかりと行い、アメリカ受けするものを作ろうとしただけあって、大ヒットを飛ばした。確かにアメリカ好みというのはよく分かる派手な作りで、アクション要素をこれでもか!と詰め込んでいる。
だけど、少なくとも私が見たかったジャッキーの姿はそこにはなかった。
ジャッキーの格好良さは、一対一で、功夫の業を駆使して戦うところだったんだけど、ここでは功夫じゃなくて、単なるアクションだからなあ。
ハリウッド映画としては充分良質。だけど、ジャッキー映画としては残念な作り。以降ハリウッド受けする映画を量産するようになったジャッキー。本人としてはご満悦なんだろうけど、昔のジャッキーを知ってる身としては寂しいものだ。
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