前作『ソウ４』(2007)から直接の続編となる作品。前作で主役だったマンディロア演じるホフマン刑事が何故ジグソウの代わりとなったのかと言う過去の部分と、FBIのストラムという人物が、今度はホフマンを追うという現在進行形の話がザッピングによってなされる話になってる。

　ただ、実は本作を観たのは『４』観てから随分経ってからなので、人物の関連性がよく分からず、後半になってやっと、「あ、この人前の作品に出た人だ」とか思ったくらい。それだけキャラに個性がない。最終的になにがなんだか。

　それに前作からグロさが更に増しているので、まともに観られなくなってしまったと言うのも確かな話。

　後、妙にセットがますます巨大化してるのもねえ。まるで死のアトラクションで、こんなのいつの間に用意したんだよ！というレベル。

　ジグソウを出すために時間軸をずらしてザッピングさせるのが個性だったかもしれないけど、そんな個性も今ひとつ発揮出来なかったかな？ 　全体的に惰性としか言いようがない出来。