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[コメント] いまを生きる(1989/米)

主人公はロビン=ウィリアムズじゃなくて生徒達なんですよね。脇に下がらず、もっと出て欲しかったなあ。それでマイナス★1。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ロビン=ウィリアムズ作品ははずれがない。見事に同じような作品で、同じように感動してしまう。どうにもこの人、私のツボに見事にはまっているらしいことは分かる。ただ、この作品の場合、ウィリアムズは個性を見せつつもあまり前面には出てこない。むしろイーサン=ホークロバート=ショーン=レナードの方が主体となって話が展開する。それが良かったのかどうか、どうしても小粒な感じを受ける。

 ウィリアムズの作品に共通するのは、主人公がかなり明るい、破天荒な性格をしていて、そんな彼に、持ち前の明るさを否定させるほどの激しいショックが与えられる。そしてどんなにうちひしがれようとも、最後に僅かでも希望が与えられる。と言うパターンが多いようで、この作品もそれに類しているが、それが中途半端な感じかな?

 最後は良かった。教師にとって一番嬉しいことは、自分の教えが生徒達の人生に確かな影響を与えたと言う確信だろう。最後、机の上に立った生徒達は、間違いなく彼の教えを自分のものとして受け止め、それを彼の前に示したのだから。

 それに音楽は良かったし、何よりニュー・イングランドの自然の美しさが良く表れていた。不満もあるけど、良質の作品であることは疑いない。

(評価:★3)

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