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[コメント] 栄光への5,000キロ(1969/日)

「伝説の」という枕詞なしに本作が楽しめるかどうかが問題。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 レースというのは、とても盛り上がるエンターテインメントであり、比較的映画にしやすい素材でもある。特にカーレースに関しては、数年に一作程度は世界規模の大作として作られることが多い。ただし、日本でそれをやったのは珍しい。しかも結構地味めなラリーを題材に選んだというのは慧眼だったし、それをわざわざ現地で取材をするという企画には拍手を送りたい。

 …のだが、一つ大きな問題がある。

 残念ながら、根本的に演出が出来てないのだ。これは監督の責任とは言えないと思うのだが、雄大な自然と車こそが最高の演出であるという所で思考停止に陥ってたんじゃなかろうか?全編を通し、結構退屈さを感じるし、ストーリーを思わせぶりに引っ張った上で終わり方が唐突すぎて「これで良いの?」という思いにもなる。

 それとレース中は顔を隠しているもんだから、素顔を晒した時の石原裕次郎プッシュの映像も、今となっては結構鬱陶しく感じてしまう。格好良さというのは年代と共に変わるもので、この当時の格好良さというのが今となるとちょっと痛々しく見えてしまうところが問題点だな。 

(評価:★3)

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