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[コメント] 金星人地球を征服(1956/米)

本作を観させて下さった方々には本当にお礼申し上げます…で、点数がこれってのは失礼ですが(笑)
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 B級映画の配給及び製作で知られるロジャー=コーマンだが、何本かの作品を監督もしている(勿論全部B級)。彼が監督した作品を経て、メジャーとなった役者も多い。本作も後に有名となるグレイヴス(TV版『スパイ大作戦』)、マカロニでメジャーとなるヴァン・クリーフなど、今から考えるととても豪華な布陣で作られていることに気付く。

 何せSF映画のモンスターとして超有名な金星ガニ(知る人ぞ知る名造型師のポール=ブレイズデルによる造型で、日本名の命名は大伴昌司)を見たい見たいと思っていた訳だが、先日やっとそのお顔を拝見することが出来た(実際には『インベージョン・アース』で断片的には見ているが)。

 ストーリーは本当にベタベタの侵略もので(でも主人公格4人の内3人も死んでしまうんだよな)、全然動かない金星ガニに突っ込んで、死ぬ演技をする役者さんとかには苦笑を覚えるし、バズーカでさえダメージを与えられない彼女(!)を倒すのが、何の変哲もないガスバーナーだとか、ラストに強引に論理的なナレーションを入れてるとか、妙なずれっぷりが笑えるが、これもコーマンらしさってところだろう。

 ちなみに設定を見てみると、この金星ガニ、金星に生えてるキノコの知能が発達したもので、既に絶滅寸前で9体しか残ってない。更にとてもそうは見えないが、女性なのだそうだ。変に細かい設定があるのも本作の特徴かな?

(評価:★2)

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