コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 刑事コロンボ 死者のメッセージ(1977/米)

コロンボにとって最大の好敵手だったと思われる。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 コロンボシリーズの基本はアリバイを作った完全殺人のトリックを見抜くというところ。その基本を崩さない限り、そこそこの作品は出来上がるのだが、そこで重要になってくるのはコロンボが追いつめる犯人の個性と言う事になる。これまでに様々なパターンの犯人が登場したが、今回は推理作家で、しかも警察官も好んで読むという本格ものの作家。彼女にとっては、次に警察が何をしてくるのかが大体分かっているため、コロンボの先手先手をうってくる。そのため、当のコロンボ自身がぱっとしないまま物語が展開する。珍しくコロンボの思考も途中まで読めてしまい、それを突っ込まれて、逆にアリバイが固くなっていくというのも面白い。

 それが一気に突き崩されるのが最後半になって。ここのたたみかけるような展開はとても小気味が良い。

 パターンに則り、そこでいかに面白くするかを追求したかのような話のため、ひねりが利いているので楽しい。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。