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[コメント] プロポーズ(1999/米)

「是非オリジナルの方を観て下さい」。そう言いたくなります。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 『キートンのセブンチャンス』(1925)のリメイク作品。観たのはこっちの方が早く、その時の感想は「えらく古くさい題材だな」だったのだが、なるほど。それも道理か。

 オリジナルとの違いを言えば、オリジナルが純粋なコメディであったのに対し、こちらはドラマ仕立てにしたこと。

 サイレントの『セブンチャンス』に対し、こちらはドラマ性とかかなり上げているし、ヒロインに現代的な女優として評価されるゼルウィガーを起用したりと、色々工夫の跡は見られるのだが、肝心のドラマが非常に冗長になってしまい(オリジナルの約2倍の長さ)、ちょっと退屈。その分、ラストの花嫁軍団のパワーはもの凄い。かなり笑えた…のだが、やっぱりオリジナルの方を観てしまうと、それも追いついてないよな。だってあのパワーと言い、人海戦術と言い、どう見てもこっちの方が落ちるよ。

 それに花嫁軍団は個性が無いから恐ろしかったんだが、こっちだと人種問題やらなにやら余計なものを詰め込んで喋らせてるから、それもちょっと引く。

 まあ、キャラはそこそこかな?ゼルウィガーよりシールズの方がキャラが立ってた気がしたのはご愛敬?

(評価:★2)

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