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[コメント] 恐竜100万年(1966/英=米)

それがおっきくてもちっちゃくても、男のための作品であることは確かですね。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 設定の無茶苦茶さはとりあえず置いておくとして、まずこれは、いろんな意味でサービス精神満点な作品とは言える。ただし、この場合のサービスというのは、かなり限られた範囲においてだが。

 男の子には恐竜対人間の迫力ある戦闘シーンが用意され、お父さんにはラクエル=ウェルチのセクシーショットが…って、要するにこの作品は徹頭徹尾、男に対するサービスカットに溢れていると言うこと。

 それを裏付けるかのように、本作には冒頭以外にほとんど言葉が無く、集団劇のパントマイムみたいなもので一貫していて、その分余計なことを考えずに画面に集中できるって訳だ。まあ、確かにサービスカットに集中させるにしては、今観る限りはちょっとチャチすぎるきらいはあるものの(特に人間の格好はあんまりにも。なんで女性はみんなビキニ姿で化粧してるんだ?)、この辺おおらかな時代だったんだろうな。

 特撮ファンにとっては、当然ハリーハウゼンの美麗なダイナメーションが堪能できる作品に仕上がっているので、特撮好きならば、是非お薦め。ウェルチとハリーハウゼンのコラボレーションとしてならば。

 ところで本作、てっきりアメリカで作られていたのだと思ってたら、ハマーフィルムだったのね。なるほど納得。

(評価:★3)

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