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[コメント] 007/カジノロワイヤル(1967/英)

「対女スパイ訓練」を受けたい。
ina

映画の中で美女が男を誘惑して写真を撮るシーンがある。そこは家の中でベッドルーム、外からの光は入らない。美女が写真を撮っているカメラはハッセルブラッド、なかなかいいカメラだ。映画で自分の好きな小物が出てくると妙に嬉しい。しかし彼女が露出計で「F500の2」と言ったのは残念だった。室内がそんなに明るいはずがない。通常iso100で15/2、8ぐらいだと思う。あと「F500」はおかしくて「シャッタースピード500分の1絞りF2」じゃないかな。だから言い方も「500のF2」じゃないといけない。本編からおかしいのか訳がだめなのかわからないが、そういう細かい所までちゃんとしてほしい。せっかくいいカメラを出したんだから。確かにいろんな映画で専門家がみるとおかしいと思う所がいっぱいあると思う。しかし「映画はうそだ」という事実を観ている時に気付いてしまうと悲しい。うそをつくなら徹底して細かいところまでやってほしい。それがリアリティにつながる。

警察の人が警察ものの映画見たらおもうんだろうな「電柱のうしろで張り込みしない」とか、医者が医療ものの映画見たら言うのかな「あの治療はおかしい」とか。

ただときたま唸らせる映画がある。たぶん徹底的に細かい所まで勉強していると思う。小さなリアリティは必ず映画そのものの本質になる。

こんなおバカ映画で言う話ではないがこういう映画こそこだわってほしい。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Alcoholic[*] いくけん

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