冒頭の戦闘シーンはハリウッド映画おなじみの吹奏楽っぽい音楽なんか入れてて締まらない印象。映像も凝ってるようでなんとなくだらだらしているように感じられた。が、これは自分がだらだら見たからかもしれない。

スナイパー役のジュード・ロウも普通にかっこよかった。（実物のヴァシリ・ザイチェフの方が１００万倍かっこよいんだろうが。）エド・ハリスは相変わらずいい仕事。レイチェル・ワイズはドイツ語ペラペラらしいからしゃべるシーンがあるのかと思ってたら無かった。

ジョセフ・ファインズがジュード・ロウにPraiseのスペルを教えるシーンはひっくり返った。非英語圏を舞台にした英米映画で現地人が英語を喋るのはそれほど気にならない方だけど、ここまでやられると笑える。

でも、まあ、総じて言えば、スナイパーの心理的な駆け引きなど、知らなかった世界を垣間見れて楽しかった。「重苦しい戦争映画」みたいなイメージで敬遠してる人がいたら、恋愛もあるし気楽に見れるので楽しめるよ、と言っておく。