コメンテータ
ランキング
HELP

イリューダさんのコメント: 投票数順

★2ジャングル・ブック(2016/米)高度な技術的達成とそれに見合わぬ凡庸なストーリー。「違和感がない」ということは裏を返せば「印象に残りにくい」ということなのかもしれない。[投票]
★2グレイテスト・ショーマン(2017/米)物語的な因果応報の帰結が露骨かつお手軽すぎて失笑してしまった。正直脚本は気の利いた高校生なら書ける程度のものだと思うが、劇場の大スクリーンで見ていれば歌とダンスでもうちょっと退屈しなかったかもしれない。[投票]
★4メン・イン・ブラック3(2012/米)なんだか急にウェルメイドな良作になっていておどろいた。「アンディ、ヨーコが来てるわよ」「(チッ)ヨーコか…」ここが一番笑った。[投票]
★3夜は短し歩けよ乙女(2017/日)原作の学園祭のくだりが本当に大好きで、その部分の映像化をとても楽しみにしていたのに、よりによってその部分がもっとも改変されてしまっていてかなりしょんぼり。全体的には湯浅政明監督らしいオリジナリティあふれた佳作であると思います。[投票]
★5高地戦(2011/韓国)悲惨で地獄で本当に鬱な映画なんだけど、それでもどん底でなされるシン大尉の「なぜ自分たちはワニ中隊と呼ばれるのか」の演説に「うおおおおお!」と魂を揺さぶられるものがあった。『レッドクリフ』の孫権の演説の870倍興奮した。[投票]
★2疑惑のチャンピオン(2015/英)ドーピングの実態を映像で見られたのは興味深かったが、どうも事実を表面的になぞっただけで、ランス・アームストロングの異常なまでの勝利への執念や独善性や酷薄さ、それと表裏一体の人間的魅力と周囲への影響力などが描かれていない。howはわかっても一番見たかったwhyがない。 [review][投票]
★3アンダルシア 女神の報復(2011/日)いい映画というのは、映像や実際に口にされた台詞以上の意味を観客に考えさせる映画だと思う。本作には、昨今の邦画には珍しくその志がある。すべてが上手くいっているわけではないにせよ。 [review][投票]
★3007 スペクター(2015/米=英)クリストフ・ヴァルツに魅力を感じなかった映画は初めてだ。こんな陳腐なのがラスボスって、シンやサウザーを倒してやっとたどり着いた最後の敵がウイグル獄長だったようなガッカリ感だよ。[投票]
★2ゴジラの逆襲(1955/日)第1作とは神話と紙芝居くらいの落差がある。紙芝居にもチープな魅力があることも認めるが、本多猪四郎の作家性はゴジラを支える重要なファクターだったんだなと思う。[投票]
★4エンド・オブ・ウォッチ(2012/米)刑事物の映画で、視界の隅に映っている風景としての制服警官。実は犯罪との戦いの最前線にいるのは名もない彼らなのだ。マイケル・ペーニャのシリアスでハードなかっこいい一面が見られて満足。[投票]
★2ちはやふる 下の句(2016/日)原作で一番好きなキャラクターがクイーン若宮詩暢で、ついに登場ということで楽しみにしてたんだけど、須藤に笑顔でしれっと嫌味を言ったりするいけずな京女の面がオミットされてしまっていてかなりがっかり。[投票]
★4アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015/米)後半の見せ場は楽しめたけれど、作品全体としては散漫な印象。映画単体としてはあまり評価できない。しかし、これは『帝国の逆襲』であり『二つの塔』なのであって、シリーズが完結したあとで、改めて評価すべき作品なのだと思う。 [review][投票]
★5マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015/豪)たとえ衣食住と生命を保証されて、安楽な生活をおくれるとしても、奴隷たることを肯んじない誇り高き女性たちの物語。単純かつ強烈な登場人物たちの行動原理に疑問を抱く余地はなく、魂を預けてしまって無問題!そら男たるもの白塗りジジィよりも一目惚れした女の方に命かけるよ。[投票]
★5イコライザー(2014/米)たまには完全無欠の正義の味方にひたすら圧倒されたくなる。デンゼル・ワシントンなら申し分なし。この「無敵感」の説得力は下手な筋肉アクション俳優よりはるかに上である。[投票]
★5LEGO ムービー(2014/米)この怒涛の展開とテンポの早さを考えると、英語が得意な人以外は吹き替え版のほうがいいかもしれない。吹き替え版の声優も芸達者がそろってるし。「困ったときの」声優師弟コンビ、羽佐間山寺の共演って、両人の仕事量を考えると意外に珍しいような気もする。[投票]
★2御法度(1999/日)原作の下手な「絵解き」にすぎず、オリジナルの要素は武田真治のよくわからない演説だけ。ビートたけしは魅力のある役者だと思うが、演技力はないので狂言回しの役は向かない。大島監督は当初惣三郎にキムタクを、と言っていたが、天然だったのか皮肉だったのか。[投票]
★3やぶにらみの暴君(1952/仏)「鳥、うぜぇ」「煙突掃除人、少しは自分でなんかやれ」というのが、歴史的意義とか無視した感想。単なる革命礼賛になってないしたたかな精神は感じた。宮崎駿はこういう守られるだけのヒロインのアンチテーゼとして、クラリスとかラナを造形したんだなと思う。[投票]
★3ベルリンファイル(2013/韓国)北朝鮮側のハ・ジョンウの行動は理解できるが、韓国側のハン・ソッキュはキャラクターに頼りきりで、やることが支離滅裂すぎる。でもボーンシリーズ以降のスパイアクションとしてはもっとも良く出来ていると思った。単純なパクリに終わらない気概を感じた。[投票]
★4シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011/米)ホームズ×ワトソンのニヤニヤ度は前作よりさらにアップ。ちいさな伏線の回収もなかなか気持ちよく決まって、映画としての完成度は前作より上。ただモリアーティ教授が意外と真面目な悪役だったのがちょっと残念。もっと遊び心のある人だったらホームズとの対決がより盛り上がったのでは。[投票]
★3マージン・コール(2011/米)こういう映画を見ていつも思うのは、単純な憤りが半分と、「もし自分があの場所にいたとして、彼らのとった行動以外のことができるだろうか」という自問である。もっともこの世でファッションと経済が最も不得手な私には杞憂もいいところだが。 [review][投票]