[コメント] 運命じゃない人(2004/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストシーンの意味がよくわからなかったので、初めて「オーディオコメンタリー」に手を出しました。
・・・面白い。非常に面白い。チームワークの良さが伝わります。映画も面白いわけです。まだの方はぜひどうぞ。
ただ結局、ラストシーンであの同僚とマキがわざわざ鉢合わせする意味はよくわかりませんでした。同僚はマキを「24歳の看護婦」だと勘違いしたのか、ただ単にお互いを「宮田を訪ねてきた人」と捉えたのか・・・。意味があるとしたら前者だとは思うんですが、それなら同僚にもう少しそれっぽいセリフを言わせる気もしますし。
マキが戻ってきた時点で、こりゃ“同僚とデート中の「24歳の看護婦」に出迎えられて愕然とするマキ(もしくはそれに慌てる宮田)”がラストシーンになるだろう、なるほど確かにそれじゃあ“運命じゃない人”だよなぁ・・・等と勝手に考えていたもので、若干混乱しております。
実は婚約者に裏切られた自暴自棄のマキが、出会い系サイトかなんかで同僚と待ち合わせの約束をしちゃったのかとも考えましたが、それにしてはあまりに描かれていない部分が多すぎるので、それはないだろう、と。
恐らく監督が観客に想像の余地を残しておいてくれたのでしょう。何にせよ、これだけわかりやすく話を展開させておきながら、深読みすればいくらでもできるってことは、この作品の脚本は間違いなく傑作だってことですよね。
※
評価を☆4→☆5に変更しました。
後から後からじわじわ来ます。あまりに好きになってしまったので、DVD購入しようと思います。少しでも内田監督のお役に立ちたいですし。
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