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[コメント] おくりびと(2008/日)

「そんな素晴らしい職業があるんだ!」と劇場に足を運んだ私には、前半かなりイライラ度が高い。
カルヤ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







納棺師の素晴らしさがまず前提にあって、例えば遺族との関わりの中でドタバタが起こり、主人公が成長していくような物語だと(勝手に)思っていた。

ところが・・・。納棺師であることが知れると友人は挨拶もしてくれなくなるし、妻に至っては「触らないで!汚らわしい!!」と来た。改心して戻ってきたと思ったら「中途半端な生き方はやめて」だと。

・・・・・・ふっざけんなっ!!

お前ら「職業に貴賤はない」って言葉を知らんのか!?死者をいたわる気持ちがないのかっ!!?

そのため、その友人と妻が主人公の仕事振りを目の当たりにした場面でも、「やっとわかったか、ざまあ見ろ!」ぐらいの気持ちにしかなれなかった。

ついでに言うと、一人被害者ぶる主人公の性格もあまり好きではなかった。だから主人公がやっと父親の愛情に気付いた場面でも、「・・・だろ?」ぐらいの気持ちだった。

感動の場面でことごとく感動を逃してしまい、私にとって残念な作品となった。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)あちこ[*]

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