[コメント] プライベート・ライアン(1998/米)
「戦争の悲惨さ」に無理に「感動」を盛り込んだために非常に危険な内容になってしまった。子どもには観せられない。
「犠牲は尊い」という泣かせの演出と「ぎゃー、うおー、どどど、ばりばりばり」を繰り返すのは、非常に不快。どう感情移入していいかわからないし、したくない。感情移入したら、「ドイツ兵憎し」になっちゃうんじゃないの?相変わらずスピルバーグは「いい人悪い人」しか描けていない。そこに「リアルな戦闘」を持ち込んだら、子どもなんかは「戦争とは悪いやつをやっつけること」と思っちゃうんじゃないのか。
何よりもこの映画には「慟哭」がない。これなら私はNHKの「映像の20世紀」を観るよ。
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