[コメント] 仄暗い水の底から(2001/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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父に言わせると、うちのおかんはわたし(長女)を産むまでは、どちらかというと無邪気でかわいらしい系のキャラだったそうだ(あくまで母に惚れて二年留年までした父の談だが)。しかし、わたしが産まれて産院で母と対面した父は、そこに母羆を見た。
「母親となったからには、わたしはこの子を必ず守る。そしてこの子のためであれば、たとえ夫であるあなたとでも戦う準備がある」
というオーラを父はわたしを抱く母から感じたらしい。わたしは結婚前に両親から別々にこの話を聞き、「母親であること」の凄さにつくづく感じ入った。(なお、蛇足であるがわたしと妹がそれぞれ独立し結婚して家を出た今、子ども第一だった両親は驚くほど睦まじく二人の生活を楽しんでいる)
『リング』の松嶋はそういう意味でリアリティがなくても仕方ないかな〜と思ったが、黒木は確かおっかあだったよな?「本当は弱いけど子どもを身を呈して守る」おっかあはもっと腰が強いと思うぞ。大体、あんなにオンナっぽくないと思うぞ。化粧やファッションや体型にも多分影響が出るぞ。
とはいえ、子どもを抱えて社会に放り出される不安、子どもと引き離されるかもしれないというパニックはなかなかいい感じに伝わってきた。よくある「何故か危険とわかっているところにとどまっているホラーのヒロインパターン」も、「離婚調停中のため」というわりと「成る程!」な理由があったし。
でもわたしならバック見つけたって絶対単身屋上行ったりしねえそもそもヤバイのがわかっていてたかが3階から降りるのにエレベーターなんか使わねえだいたいあんな入るなりヤバそうなマンションなんかに引っ越さねー・・・(以下延々)
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