[コメント] ツィゴイネルワイゼン(1980/日)
洗練を極め、漂白される、艶めかしい、美しさ。
骨が奇麗であるとは、「骨だけがある状態」が奇麗であるという事はない。
骨に皮がのっている状態、そこからその時点で余分なモノの様に感じられる、 皮をはいでいって、骨だけになると言う洗練のカタチになると言う事、 それが美しいのだ。
この映画がワケワカランと思いながらも心奪われる理由、 それはその時点でワケガワカルと言う、その時点で余分な事の様に感じられる事を はいでいって、ワケワカランと言う洗練のカタチに近づいていくからだ。
しかし、決して全然ワケワカランと言うだけの状態に自分の感覚がなってしまう事はない。
何と言う洗練され漂白された艶めかしいカタチだろうか。
素晴らしい
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