[コメント] グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997/米)
ヤマアラシのジレンマはやがて自分をも肯定できなくなる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
自分は天才だ、他の人間とは違うんだ。そう自分に思い込ませる事で、過去の辛い出来事を否定してきた、マットデイモン。
その自己暗示にも似た彼の処世術は周りの人達と深く関わる前に近寄らせないという「ヤマアラシのジレンマ」的なモノになる。
そしてそれはやがて、自己と言う存在をも否定気味になり、どこか孤独の淵に迷いこんでしまう事になる。
彼ほどの天才ならばその孤独の出口がどこにあるのか理解しているにも関わらず。
彼の救いはその事をよく理解していてくれて、優しかった友人達と医者のロビン・ィリアムス。
後半ロビンウィリアムスの「君は悪くない」、泣きそうになりました。 こんな一言であろうとも言うのにどれだけ勇気がいり、それを受け入れるのがどれだけ難しいのだと思いました。
泣きそうだなぁ、コレを書いてる時も、・・・ヤバ。
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