難しい問題に挑む算哲の気持ちがよくわかる。学生時代は数学の「難問」に丸１日以上かけて挑んだこともあったと思い出した。またまた難問にチャレンジしたくなった。

よく「算数や数学なんて、お金の計算ができさえすれば生活に困らない」という開き直りを聞くことがあるが、いやいややはり生活そのものを作り支えるのが数学なのだと痛感しましたよ。コンピュータもないあの時代に、星の軌道計算をし、何日の何時に日蝕が起こることがわかっていたことに驚き、感動した。日本人が真面目で優秀な民族であることを垣間見た気がした。

地味な映画だったけど、心に残る作品だった。しかし、「映画」としては３点かな。