（間違った意味でも盛り上がる)第3〜5作にかわる？正統派のロッキー最終章。

試合のシーンは以前のように熱く燃える。が、過去を総括するそこまでのシーンは喋り過ぎでなおかつ説教くさい。ペイパービューそのままの画面も安く見える。新旧のキャラも被りまくり、未整理のまま90分の短尺に纏めてしまった。

<要らない贅肉> 1.マリーとの関係を捕捉するだけの存在、ステップス。この疑似父子の描写で実子との関係が霞むし、そもそも第5作でやっている。2.米ケーブルTV-HBO風のテロップ。3.カーロス（『あしたのジョー』）のような賑やかしのマイク・タイソン。4.エンドロールの地元TV製作のようなファン達@フィラデルフィア美術館前の階段（本家でやる必要が？)。5.永遠と続くかのような、ロッキーが自ら案内する想い出のロケ地巡り。

<足らない筋肉> 1.何の挨拶もなしにトレーナーに復帰していたデュークへの時間。2.もっと熱く燃える復帰へのトレーニング。3.無謀を笑う周囲からの逆境（息子の話だけでは燃料足らず）。4.激戦を経て一回り大きくなったであろうチャンプへの敬意。威勢を張るだけの苦悩するいい子ちゃんだけに、フォローがトレーナーの一言だけで済んでは。。。5.教会の神父さんはお亡くなりになったのかな。。。（かわりを1作目のスパイダーが務めるけど）。6.挑戦者のためのホテルの間取り（いくらなんでもエコノミー？）7.息子の忍耐(1回途中TKO負け)。

ジャッジは、「泣かせられたが不満もあり」ってことでドローです。お疲れ様、ロック。

P.S.劇場売店でキャラメルポップコーン(L)セットに手が伸びた、弱い心を反省してます。明日からロードワークか？？