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[コメント] あ・うん(1989/日)

偉大なテレビ作品を前に…
chilidog

みなさんも同様に思い入れが強い方ばかりで。「あ・うん」、「父の詫び状」…。小説、そしてテレビにおける向田邦子作品、大好きです。役者さん然り、セット然り、音楽然り。丹念に静かにされど内に秘めた力強い主張。あの行間を「読ませる」<間>が見事なんですよね。まさに向田さんとこちらとの間、『あ・うん』の呼吸。(僕が向田作品の対極にあるのは、「映像や役者を信じていない」と公言してはばからない橋田寿賀子作品だと思っている)

たしかにテレビ版に比べるとアレンジの仕方がこじんまりしている気もしますが、映画というフォーマットにしては、よく再現、そして表現されていたのではないでしょうか。マフラーの件とか。

それでも満足ではない。向田さんの早すぎる突然の死が残念でたまりません。

(評価:★4)

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