そうしないと、「もったいない」と思わせられるストーリーでした。脚本賞もダテじゃなかった。

リディアの話が最後に消えてしまったのは残念。マルコにはもっとそっちのほうに未練残してほしかった。

「縮み行く男」は、ジーンときてしまった（アレだけど･･･）。介護士があの映画を見なかったら、その後の行動は起こさなかったんじゃないかと思うと（４年我慢してたんだし）、つらくなる。

撮影で「なるほど」と思わせられたのは、刑務所のシーン。面会室の介護士の姿が、ガラスに映ってマルコと重なるシーンは、二人の「性的」ではない愛情のつながりを表現できていたと思います。