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[コメント] みなさん、さようなら(2003/カナダ=仏)

巨乳妻は悪くない。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







登場人物が「いい人」揃いなので、クールなセバスチャンとナタリー、そして巨乳妻が特に印象に残る。巨乳妻はレミとは全くの他人で、面識もないわけだし、せっかくの自慢の別荘を、いきなり他人に無償で貸すという夫に不満を言って当然だと思うのだが、夫は一喝する。ちょっと妻を「悪い人間」というような描き方が気になった。

さらに、この映画で、レミの元妻の、それまでの人生のことを考えたら、けっして幸せでなかったんだろうな、と思う。彼女は夫に振り回され続けたのではないだろうか、と。だから、この人に「再婚相手」をキャスティングしてあげて欲しかった。

と、不満から書き始めたが、いい映画だったと思います。「死」という避けて通れない問題を、セバスチャンの視点でさらりと流したところが好感。自分の父親の時に、自分がどうであったかのかと比べて、うらやましい気持ちでいっぱいだ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ペペロンチーノ[*]

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