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[コメント] イーオン・フラックス(2005/米)

そこそこ楽しめたんだけど、えらく古めかしい「未来都市」と、都合のいい設定と、「勘違いジャポネスク」には閉口。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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なんだか「低予算で頑張りました!」ってのが、ひしひしと伝わってくる作品です。『リベリオン』でも感じたけど、一生懸命アイディアと演技とアクションで乗り切ろうとするもので、そんな苦労が手に取るように判りました(いや、判っちゃダメなんだけど)。

ただ、あまりスタイリッシュではなかったのと、映像的に「新しさ」を感じなかったのは確か。で、なんであんな「ジャポネスク」なのかは不明。冒頭のトレバー議長の顔が書かれたポスター?みたいなモノには。彼の顔の横に、大きな赤い丸が書かれており、「日の丸?」を連想させられた。さらに、部下の名前が「ジロー」とか「イナリ」とか、何なんだ?(監督が日系の方らしいから、そのせいか?)

最後の砦?シャーリーズ・セロン。やはり美しいのは当たり前。「演技」は満点、アクションは「?」。あまり全体を通じて「アクション」での見せ方が良くなかったかも。そこで脚本による設定とストーリーの面白さが重要になるんだけど、SF的な発想の設定は結構スキです。でも、イーオン自身が「重要人物であった」というのはご都合主義だと思うし、彼女の演技を「受ける」悪役が不在だったのは残念。

(評価:★3)

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