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[コメント] ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007/日)

私は「パチンコ」から入った人間なので、10年前のブームの時にはまるで興味なかった側。だから「比較」ではなく、新しいひとつの作品として楽しむことができる。その感覚が私には必要。(ただし「ヱヴァンゲリヲンUCC版」だよね、露骨に)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







パチンコで興味を持つ → エヴァのパチンコの演出の出所に興味を持つ → パチンコの雑誌に書いてあるエヴァの簡単なストーリーで全体の流れをちょっと知る。 → シネスケの「前作の映画」のレヴューを読み、「そうとうトンデモない」ものだと思う → コミック版のエヴァを読む(未完だけど) → パチ屋の店頭でながれる『まごころを、君に』のデモ映像を見て、げんなり! っていうのが私の「エヴァ歴」。だから「まったくの白紙」という訳でもないんだけど、「初心者」として十分に楽しむことはできました。

ちょっと「比較」という部分で見ていると、ストーリーではなく、各シーンで「同じポーズ、アングルだな」と感じる部分が多く、「ほんとに作り直してるの?」とも感じた。あと、「みんなある程度の予備知識を持っているもんだ」という前提であるなと感じた。これは仕方のないことなのかな?とも思うけど、その上での取捨選択があり、ここは残した方がいいのになぁとか、もう少し説明してくれたほうがいいのになぁ、と感じる部分もあった。

もうひとつ、「使徒の番号」。まず総数は12か13かで、アニメの17より少なくなりそうで、このあたりはコミック版に準じているのか、あるいは「破」「急」「?」では新作使徒もでてくるのかも。そのあたりはちょっと楽しみなんであるが、今回登場した「サキエル」「シャムシエル」「ラミエル」(ってこのネーミングはいつされたのかな?詳しく知らないから、パチンコ演出を元に話しているのですが)、は「第3」「第4」「第5」だったはず。それが「第4」「第5」「第6」になっていた。じゃぁ 「第3」は何?ってなった時に「渚カヲル」なのかな?。ただ作中シンジが「サードチルドレン」であるなんて一言ぐらいしか出てきてないから、シンジ君もカヲル君も「3番目」なんだ!という関連性を最後に出されても、??という印象。

ちょっとパチンコの演出の話をすると、使徒と対戦して、勝てば大当たり。そのなかでも「ヤシマ作戦リーチ」は今回のラミエル戦を再現。シンジが見事撃破できれば大当たり、失敗しても綾波が盾になってくれたら、二発目を発射して勝利する(もちろん盾になってくれない場合もあり)。これが始まるとき、真っ黒な地に白い極太明朝体の文字で「第5の使徒」と出て、「キーン」という音と共に使徒出現、再び極太明朝体で「ラミエル襲来」の文字、そしてラミエルVs初号機の絵。ストーリー系と呼ばれるこのリーチになると、結構高い確率で大当たりしてくれるので、登場するだけで大興奮。余談だが、ヤクルトスワローズの試合のTV中継のときに、「第4の打者」「ゲッツのポーズをする外国人選手が登場」「ラミレス襲来」「ラミレスVs川上兼伸」とかやらないかなぁ。

と、話はそれたが、いろんな楽しみ方があり、私はパチンコというコンテンツを通して知ったので、多少他の方と違う見方をしているかもしれないが、そういうのも楽しみ方のひとつ。十分楽しめたし、次回作はずいぶん変わっているみたいなので、「再構築」というキーワードの真価が問われることになりそうです。

もうひとつ余談。パチンコエヴァの第三作目は、まさに再構築(ちょっと意味は違うけど)、上記のラミエルと戦うのは、まだ登場前のアスカだし、シャムシエルと戦うのもシンジ・綾波・アスカの合同タッグ。どちらかというと「遊び心」でこんな対戦見てみたい!なんてのを実現したみたいな感じ。

(評価:★4)

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