『ザ・セル』が同じような内容だったけど、テイストがまったく違うので、現実味がぜんぜん違う。さらに見る側の「好奇心」が殺人の共犯となってしまうというポイントがミソ。

もちろんその部分の描写は今ひとつな気もするし、「無差別」加減が薄れてしまうのは残念だが、十分に面白かったです。

ただ、「犯人」「被害者」「捜査するもの」がみな同じ地方都市の中であるというところが、ＮＥＴのグローバルっぽさを損なっているのが残念。せめて「ＮＹ」や「ＬＡ」とかの大都市ならまだしも。

個人的にダイアン・レインの「上司」がいかにも馬鹿で頼りないとことが、いい味だしてて好きです。

「犯人」が早い段階から「顔」を晒していたので、「得体の知れなさ」はなかった。最後の対決の部分、もう少し仲間の刑事に見所を分けてあげてもいいと思うんだけど。