[コメント] ドラゴン・キングダム(2008/米)
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今回の場合は、どっちが上位とかあまり関係なく、ふたりとも「いい仕事」してたね。特にリー・リンチェイ時代のジェット・リーに詳しくない私にとって、孫悟空の姿を借りた「大笑い」には、ちょっとドキッとさせられた。
あまりにも二大スターの存在感が大きい。だから、本来は話の主人公であるはずの米国青年の成長譚は、それほど機能していたとは思えない。正直「選ばれし者」であるというよりは、ただ質屋の老人(これが冒頭、ジャッキーだと見抜けなかったのが悔しい)に頼まれただけの「運び人」ぐらいか。「カンフーおたく」という設定があるのなら、それを生かして、「白髪魔女の弱点は、映画の中ではこうだった!」みたいな「おたくの力」を少しぐらいは見せてくれないと。
この俳優さん、全く知らない無名の新人さんみたいだが、せめて二大スターにちょっとでも対抗できるぐらいの「芸達者」か、売り出し中の「成長株」をぶつけるぐらいしてほしかった(シャイア・ラブーフとか、ザック・エフロンぐらい。)
今思えば、『バレット・モンク』でチョウ・ユンファにショーン・ウィリアム・スコットをぶつけてきたのは、中々の取り合わせだと思う。(映画の出来は別にして)
個人的に「白髪魔女」がいい味出していた。ちょっとジャッキーの最後の戦いの相手としては役不足かもしれないが、「中ボス」として、「美女」として(スパロウ、負けてるぞ)、「話を転がす役どころ」として、素敵なオーラをだしてました。
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