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[コメント] シュレック フォーエバー(2010/米)

あれだけ「ポスト・ディズニー」の先頭でがんばっていたのに、少なくとも日本ではもうほとんど話題に上らないのが、少し悲しいし、判る気もする。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
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ドリームワークスのアニメって、全般に「大人向け」なイメージがあって、特にこの「シュレック」のシリーズは、猛烈に「アンチ・ディズニー」を意識したつくりになっていた。「1」でオスカーを獲ってしまい、「2」で4億ドル越えを果たし、変な「冠」がいっぱい付いた。子供向けの皮をかぶった、完全な大人向けのブラックコメディ。それは「選曲」でよく判る(70〜80年代のヒットポップスがいっぱい)。

でも、少なくとも私の「ツボ」にはHITしなかった。ぜんぜん。一応全部見たけど、特に「3」はひどかった。それと比べたら今作は、はじまりは「おっさんの悲哀」みたいな感じでイヤだったけど、「魔法の契約」というアイテムをうまく生かして、ちゃんと「一本の映画」になっていたと思う。「3」の登場人物をばっさり切り捨てたみたいだけど、そのほうが良かったかも。(あ、ライオネル・リッチーの『HELLO』は、ちょっとツボにHITしたよ。)

それでも全米では2億ドル突破していたのに、日本ではほとんど話題に上らないせいか、吹き替え版のみの上映でした。2Dと3Dと両方あったけど、2Dで十分です。最近の3Dは「バブル」が終わってしまい、料金が高いだけの「足かせ」にはなっていないだろうか?心配だ。あとメインの配役の声優キャストが、10年間、日米とも全員健在だったのは、ちょっとびっくり。

(評価:★3)

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